●お籠り おこもり
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神を迎えるために,関係者が一定の期間,一堂に会して物忌をすること。神が来臨すると信じられていた夜間に篭り,夜明かしする。古くはこれを通夜と呼んだ。神を祀るには,心身を慎み,清浄な状態を保たねばならない。そこで氏子一同が神社の拝殿などを籠り堂として,籠るのである。しかし,しだいに日数も短縮され,近年では,頭屋や神職などの司祭者だけが,祭りの前日に行うようになった。また,徹夜の慣行もくずれ,昼の内に行ってしまうものも出てきている。お籠りは神社の祭礼に限られたものではなく,日待・月待のほかに,田植え前後や収穫後の秋籠り,雨乞いなどムラの行事としても営まれた。大晦日の年籠りは現在でも各地で見られる。なお,忌籠りそのものを祭りの中心とするものがある。山形県の鳥海山の大物忌神社の物忌祭りは,8月と12月の2度七日七夜の参籠をする。出雲を中心とする忌祭りや,千葉県の南房総のミカリ神事もよく知られている。