●荻生徂徠 おぎゅうそらい
アジア 日本 AD1666 江戸時代
1666〜1728(寛文6〜享保13)江戸中期の儒者。名は雙松(なべまつ),通称惣右衛門。字は茂卿(しげのり)。江戸に生まれる。柳沢吉保に出仕後,江戸茅場町に私塾ケンエン※注1※を開き,学者としての活動に専念。明・李攀竜(はんりょう)らの影響により古文辞学を大成,古文辞による漢詩文学を盛行せしめたが,さらにこれを経書の学に適用し,独自の経学をうちたてた。それによると,経書とは,古代中国の「聖人」たる天子の制作した文物制度の記録である政治の道を知り,それにのっとって,経書の古文辞に接し,聖人による政治の道を知り,それにのっとって,現今の社会に適切な制度を立てねばならない。徂徠はこの立場より.将軍吉宗に『政談』などを上書,幕政改革の意見を開陳した。主著には『論語徴』『弁名』『弁道』などがあり,門流には経学に太宰春台,詩文に服部南郭ら。なお,古典に直接する文献学の方法は国学および考証学の勃興に影響した。
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