50音順    検 索

●岡崎正宗 おかざきまさむね

アジア 日本 AD 

 生没年不詳 一般的には正宗と称す。鎌倉時代の相州鎌倉の刀工。号は五郎入道,名は藤三郎である。伝にはいろいろ説がある。新藤五国光の弟子でのち同門の行光の養子となったといわれる。彼は相州鎌倉流の中心でほかに,京極正宗・不動正宗・大黒正宗・本庄正宗という人がいる。間違いなく相州鎌倉往人という銘の入ったものがあるから,そして正和3年銘があることから,彼が生きていた時代が推定できる。師国光には永仁・正和の作刀が残っているので正宗の生きた時代はそれ以降ということになろう。いずれにせよ岡崎正宗は伝説的な名工で,刀鍛冶再興の祖とも称せられる。彼の刀が名刀として尊重されたのは室町時代から江戸時代にかけてで,身幅の広い姿と硬軟の地金を組み合わせ,のたれを基調とした大模様の刃文などを得意とするものである。国宝・重文クラスのものも少なくない。高弟には郷義弘・兼光・長茂などの名工が輩出している。ただそのころは秘法伝受・師資相承の型からはなれていない。

01