●大目付 おおめつけ
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江戸幕府の職名の一つで,目付とともに老中の配下として位置づけられている。大名,交替寄合,高家の監察など,幕政の最重要な監察を任務としていた。1632年(寛永9)総目付として設けられ,大名目付ともいわれた。この任には,定員4,5名の旗本があてられたが,待遇は大名並みであった。室町時代の初期に所司代の被官として設けられた目付は,戦国大名も,被官や土豪,敵国の内情探査のため設置していたが,江戸幕府では,大名統制の主要な任務としてその耳目としての情報収集,善悪の糺名,文言・判形の取調べなど多岐にわたる職務があった。鎖国政策がとられてからは,外国貿易や宗門改め,道中奉行をも兼務することもあった。江戸中期以後の幕府体制の確立とともに,本来の職制から変わって式部官的な傾向が強くなった。職務が多岐にわたったために月番とともに,分担制で任務を行うようになった。