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●大伴家持 おおとものやかもち

アジア 日本 AD718 奈良時代

 718ごろ〜785(養老2ごろ〜延暦4)『万葉集』第4期の歌人。父は同じく万葉歌人の旅人(たびと)。その作歌数は集中群を抜いており,長短合わせて479首となっている。一般にその歌人としての生涯を,3期に分け,第1期を最初の歌の733年(天平5)から,越中守になるまでをいい,先人の作に学んだ習作時代をさす。第2期は越中守時代で,遠く都をしのび種々の経験をしたことにより,独自の詠風を確立した。第3期は,少納言となって帰京した751年(天平勝宝3)からの,8年間をさす。この期には,藤原氏の勢いに圧倒されてしだいに衰退する名門大伴氏の氏上として,苦悩の日々を送ることとなってしまう。作歌数は,しだいに減少してゆく。758年(天平宝字2)因幡守となり,その翌年の正月の歌が最後の歌である。その後,薩摩守に左遷され,各国国守をつとめ,中納言などとすすむが,政変のなか,遺骸も葬ることができない有様であった,とされている。

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