●大谷探検隊 おおたにたんけんたい
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浄土真宗本願寺派法主の大谷光瑞が,中央アジアへ派遣した探検隊。第1回(1902〜04)は,ロンドン留学中の光瑞自身が赴き,本多恵隆・井上円弘・渡辺哲信・堀賢雄の4名が同行した。光瑞はカシュガル滞在後インドにむかったが,渡辺・堀は分かれてホータン・クチャなどを調査した。第2回(1908〜09)は,橘瑞超・野村栄三郎が派遣され,トゥルファン・楼蘭・ニヤなどの遺跡を調査。第3回(1910〜14)は,橘・吉川小一郎がトゥルファン・楼蘭などの再調査をはじめ,ジュンガリアでも調査を行うほか,敦煌で若干の文書を収集した。この探検により貴重な古文化財がもたらされたが,その報告書として『西域考古図譜』2帙(1915),『新西域記』2巻(1937)が刊行され,研究報告として『西域文化研究』全6巻がある。現在では,将来された文書の資料集である『大谷文書集成』1(1984)も公刊されている。