●大内家壁書 おおうちけかべがき
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周防山口を本拠とする守護大名大内氏の分国法。『大内家法』『大内家掟書』『大内家諸掟留書』『大内殿掟制札類』ともいう。一時に制定された法典ではなく,既出の法令をのちに編集した特異な形式をとっている。伝来本の系統によって,収録の時期や法令数に異同があるが,おおむね教弘・政弘・義興3代にわたる1459〜95年(長禄3〜明応4)のものを中心にしている。「壁書」とは,必要に応じて布令を守護所の壁に掲示して,家中や領民の生活を規制したものであり,『大内家壁書』の名称は,法令中に〈壁書如件〉の書止め形式をもつものが多いことに由来するものであろう。内容的には,領国全般に関するもの,家中の諸士に宛てたもの,寺院や神社への布令,領民への指示など多岐にわたっているが,体系化されていない。刊本としては,『群書類従』『日本経済大典』『大内氏実録』『中世法制史料集』などに収められている。
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