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●奥州藤原氏 おうしゅうふじわらし

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 初代清衡・二代基衡・三代秀衡と受け継ぎ,四代泰衡で滅びる古代末期の奥州豪族。清衡の父経清は関東に行った藤原氏の分かれで,陸奥守に従って下り,亘理(わたり)郡に土着したとみられる。母は奥州の豪族安倍頼時の娘,前九年の役清原武貞と再婚したので,清衡は清原氏のもとで成人した。後三年の役で源義家に味方し,乱後清原氏のもっていた東北一円の支配権を継承し,11世紀末平泉に本拠を移し,この氏の基礎をつくった。基衡はその権力をさらに拡大したので,中央にも脅威を与えるほどになった。秀衡が鎮守府将軍,ついで陸奥守に正式に任ぜられたのは,平氏政権が頼朝を牽制するためであった。また,義経を保護し,頼朝に対抗することになった。泰衡は頼朝の力に屈し,義経を殺し,自らも征伐され滅びる。この氏は,平泉の中尊寺に代表される平泉文化をつくった。

〔参考文献〕高橋富雄『奥州藤原氏四代』1958,吉川弘文館

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