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●王重陽 おうじゅうよう

アジア 中華人民共和国 AD1113 北宋

 1113〜70 金代の道士で,全真教の開祖。1113年,陝西の大魏村(咸陽)に地主の3男として生まれる。20歳のころ,府学に入って科挙に応じようとしたが果たさず,転じて武挙を受けて合格したが志を得なかった。職を辞して隠棲していたが,1159年(正隆4)甘河鎮で隠者から金丹の口訣を授けられて道士となり,重陽子と号した。何年かの荒行ののち布教を始めた彼は山東にむかい,そこで金真教の七真人といわれる馬丹陽・譚長真ら7人の弟子を得て布教活動に専念し,五つの宗教結社を設立して教団の基礎を築くことに成功した。そして陝西に帰る途中,1170年(大定10)開封で没した。彼の著作としては,全真教の立教の精神,道士の心得を説いた『重陽立教十五論』をはじめ,『重陽分梨十化集』『重陽全真集』『重陽教化集』などの詩集が残されている。