●王克敏 おうこくびん
アジア 中華人民共和国 AD1873 清
1873〜1945(同治12〜民国34)中華民国の政治家。浙江省杭県の人。字は叔魯。清末に来日し日本留学生監督などを歴任。1913年(民国3)渡欧し,フランスで財政・経済学を研究。帰国後,中法実業銀行重役・中国銀行総裁に就任した。1917年(民国6)王士珍内閣の財政総長として政界入りし要職を歴任。その後も北京軍閥政府の財政総長として政財界に牢固たる勢力を有したが,1924年(民国13)の馮玉祥のクーデタで天津に逃れ,いったん政界から引退した。1927年(民国16)北伐軍を率いる蒋介石が逮捕令を発したため大連に亡命,張学良の麾下に入った。1931年(民国20)張学良の奉天軍財政顧問となり,東北政務委員会委員として日本との交渉にあたる。1934年(民国23)北平政務整理委員。1935年(民国24)冀察政務委員会委員となったが赴任せず,1937年(民国26)北京に日本の傀儡政権たる臨時政府を樹立して行政委員長に就任した。1938年(民国27)来日。1940年(民国29)よりこの臨時政府を解消して汪兆銘政権に合流し,華北政務委員会委員・新民会会長を兼任したが,そののち戦犯として捕えられ獄中で病死した。