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●王国維 おうこくい

アジア 中華人民共和国 AD1877 清

 1877〜1927 中国,清末民国期の歴史学者。浙江省海寧県出身。字は静安・伯隅。号は観堂・永観。初めドイツ哲学に傾倒し,とくにニーチェから大きな影響を蒙り,『静安文集』を刊行した(1905)。ついで文学・美術に関心の目をむけ,詞を批評したり,『宋元戯曲史』(1915)を刊行して当時未開拓の宋元戯曲の歴史的研究の先鞭をつけた。王国維は文学研究において成果をあげたが,その本領が最も発揮されたのは,清朝考証学の方法を用いてすすめた経学・史学・金石学においてであった。敦煌で発見された木簡を利用して漢代の軍事地理・兵制・官制を明らかにした。知遇を得た羅振玉とともに殷代の甲骨文史料を整理・研究して,甲骨文が殷王朝後半200年間の卜辞であることを論じ,甲骨学の基礎を確立した。王国維は1911年(民国1)辛亥革命がおこると,羅振玉とともに日本に亡命し,清朝の遺臣を自任した。1927年(民国16)清朝の前途に絶望して昆明湖に入水自殺した。

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