50音順    検 索

●王嘉胤 おうかいん

アジア 中華人民共和国 AD 

 ?〜1631中国の明末民衆反乱の初期の指導者。陝西の府谷県の人。1627年(天啓7),陝西地方は大規模な旱害に襲われて穀価が急騰,すでに長年にわたって明朝の失政に苦しんでいた民衆はいっそう窮迫した。翌1628年(崇禎1)王嘉胤は仲間とともに富民の食糧を奪って官憲に迫われる身となった。これを契機に,飢民を糾合して明朝に対する反乱を開始,食糧の遅配によって造反した兵士や土賊の集団などもその傘下に加えながら,陝西・山西の各地を転戦した。王嘉胤自身は1631年に部下の裏切りによって殺されたが,新たに指導者に選ばれた王自用の下には36営20余万人もの一大勢力が残された。そのなかには高迎祥羅汝才張献忠ら有力な首領たちのほか,当時高迎祥の部下で,のちに直接明王朝を滅ぼすにいたる李自成も含まれていた(李自成の乱)。