●オーウェル
ヨーロッパ 英国 AD1903 ハノーヴァー・ウィンザー朝
1903〜50 イギリスの小説・評論家。本名エリック=ブレア。インド税官史の子としてベンガルで生まれ,父の退官を機に帰国,イギリスで教育を受けた。イートン校を卒業後,ビルマ警察官の職を得たが,イギリスの帝国主義的なビルマ政策に対しての不満から退職。作家を志してパリ・ロンドンに住んだ。やがて社会主義を信奉するようになり,1936年スペイン内乱の際,共和国軍に参加し戦傷を受けた。『カタロニア賛歌』(1938)はそのときの体験をまとめた優れた報道文学である。第二次世界大戦勃発後,国土防衛隊に入り,1941年からは放送局(BBC)に勤務した。戦時中に,寓話という形をかりて,ソヴィエトの独裁政治を諷刺した『動物農場』(1945)を書いた。これが英米でベストセラーとなる。つぎの『1984』(1949)は全体主義の支配する未来社会における徹底した情報管理と言論統制の恐怖を描いている。この2作はイギリス伝統の民主的社会主義者として専制政治一般を鋭く攻撃したオーウェルの代表作である。
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