50音順    検 索

●追分 おいわけ

アジア 日本 AD 

 街道の分岐点をいう。そこまでは1本であった道が二つに分かれ,それぞれ異なる方向にすすみはじめるところである。追ってきた牛や馬をどちらか一方の道に“追い分ける”ことから生じた名称といわれている。元来普通名詞であったが,やがて固有名詞化し,“追分”の地名は今も各地に残されている。その代表例として著名なのは長野県軽井沢町の追分で,中山道と北国街道の分岐点であり,追分節の発生地でもある。江戸時代,ここには宿駅が設置され,多くの旅人で賑わった。なお追分の地名は,目的地を異にする分岐点にのみあるわけではなく,新道が旧道から分かれるところ,あるいは同じ目的地へむかう幾筋かの道が分かれるところにも残されている。越中富山から飛騨高山へむかう飛騨街道の笹津の追分(富山県大沢野町)はその例で,神通川岸経由の道と,西岸経由の道とが分かれるところである。東岸経由が古く,西岸経由は新しいといわれる。

01