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●円明園 えんめいえん

アジア 中華人民共和国 AD 

 北京西直門北西約10kmの海淀区東部にあった清代の離宮。付園の長春園綺春園(のち万春園と改称)の両園と合わせて“円明三園”と称された。周囲約10km。円明園は1709年(康煕48)聖祖康煕帝が雍親王(のちの雍正帝)に賜わり,その後重修をへて1744年(乾隆9)にほぼ完成,長春園綺春園はそれぞれ1751年(乾隆16),1772年(乾隆37)に完成した。園内には,正大光明殿や文源閣などの多くの楼台殿閣や大山の湖山を築き江南各地の名勝を模した。長春園の北部には,乾隆帝の好みにより宣教師のカスティリオーネとブノワの設計になる中国初のバロック様式をとりいれた宮殿建築や西洋風の噴水がつくられ(1759,乾隆24),〈万園之園〉ととなえられた。1860年(咸豊10),英仏連合軍の略奪と放火により廃墟となった。1783年(同治12)に一部の重修がなされたが翌年には停止された。その盛時の規模は種々の絵図や銅版画により知られる。現在,遺趾に“円明園管理処”が設置され管理につとめている。

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