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●塩鉄使 えんてつし

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国,唐では安史の乱が勃発すると,財政不足を補うため第五キ※注1※を塩鉄使に任じて専売を実施した。のち塩の専売制はしだいに拡充され,768年(広徳2)には海塩と池塩・井塩を二人で分掌するようになり,また一時中央の所管に帰したが,塩務行政上さまざまな不便がおこった。そこで再び塩鉄使を設置したが,多くの場合,漕運を管掌する転運使と兼任であった。唐の後半より五代・宋にかけて財務機関は大きく変化し,中央に戸部・塩鉄・度支三司が成立したので,塩鉄使は三司に属し,主として専売事務を管掌した。しかし宋の神宗の1080年(元豊3)の官制改革によって廃止され,その事務は宰相の管掌となった。なお遼が設置した上京塩鉄使は宋制にならったものである。

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