●エンクルマ
アフリカ ガーナ共和国 AD1909
1909〜72 第二次世界大戦後イギリス領植民地のなかで最初に独立を達成した西アフリカのガーナ(旧名黄金海岸)の輝ける指導者であった。彼は,最初,カトリック系教団で教育を受け,その後アメリカのペンシルヴァニア州にあるリンカーン大学で学んだ。彼は帰国後,1947年に統一ゴールドコースト会議をひらき,翌年逮捕されたが,1949年には会議人民党を組織し,1957年3月に独立を達成した。権力を掌握すると,道路・学校・病院の建築や総額2億ドルの水力ダム建設に財政資金を浪費して,ガーナ経済を破壊状態におとし入れた。対外的には,彼はパン=アフリカ運動を指導し,ブラック=アフリカ諸国の統一を望んだ。しだいに専制的となり,自ら終身大統領として,オザギエフオ(尊者)の称号を奉つられた。1966年2月,北京へいってヴェトナム戦争の調停工作をすすめているあいだに,軍部のクーデタによって失脚した。1972年5月,亡命先のルーマニアでひっそりと62年の生涯を終えた。