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●延喜格式 えんぎのきゃくしき

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 延喜格と延喜式。弘仁格式貞観格式と併せて三代格式と称される。延喜格は醍醐天皇の詔命により藤原時平が中心となり,貞観格以降に布告された重要な格を編纂したもので,907年(延喜7)に完成し,翌年施行されている。12巻からなり,寛平から延喜にかけて出された律令政治の再建にかかわる官符を多数収めている。延喜格は現存しないが類聚三代格を介し,その内容を知ることができる。延喜式は延喜格と対になるが,完成は927年(延長5)。最初,藤原時平が中心となって編纂事業がすすめられたが,時平死後は弟の藤原忠平が編纂の責任者となった。古代における基本法たる律令の下位法たる式を集大成したといってよいが,完成した段階において少なからざる式がすでに実効法でなくなっており,延喜の聖代を象徴する文化事業という性格が濃厚であった。施行に移されたのが967年(康保2)であるのも,延喜式が多分に過去の法となっていたことによる。

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