●淵鑑類函 えんかんるいかん
アジア 中華人民共和国 AD1710 清
中国類書の一つ。450巻。1710年(康煕49),清の聖祖・康煕帝の勅を奉じて,張英・王士禎らが完成した。明の兪安期の『唐類函』にもとづいて,唐以後明末にいたるあいだの諸書,すなわち『太平御覧』『太平広記』『玉海』『文苑英華』その他,諸多の類書・史書・詩文などからとって,類書の集大成を期した。内容は,自然・人事万般の現象を,天・歳時・地・帝王・后妃・儲官・設官・封爵・政術・礼儀・楽・文学・武功・辺塞・人・釈教・道・霊異・方術・巧芸・京邑・州郡・居処・産業・火・珍宝・布帛・儀飾・服飾・器物・舟・車・食物・五穀・薬・菜蔬・果・花・草・木・鳥・獣・鱗介・蟲豸の44部に分類し,各部門をさらに細目にわけて,まず『爾雅』『説文』『釈名』などによる定義的説明を行い,ついで経史子集のなかから関連ある文章・事項・用語を引いて配列している。詩賦をつくるのにはもちろん,故事を探すのにも便利である。