50音順    検 索

●円覚寺舎利殿 えんがくじしゃりでん

アジア 日本 AD 

 草創は,大慈寺の舎利を1285年(弘安8)に移したときに始まる。その後,たびたびの火災のため再建をくり返した。その性格は,開山塔院正続院昭堂というべきであるが,仏舎利奉安堂として一般に理解されている。現在の建物は,1563年(永禄6)の火災後,尼寺太平寺仏殿を移建したものであることが明らかとなった。方三間裳階付仏殿として東京に遺存する1407年(応永14)建立の正福寺地蔵堂とともに禅宗様仏殿の基本例として貴重である。堂内部は,主屋四天柱の前2本を省略し,来迎柱のみである。堂中央部に鏡天井,周囲に化粧スイボク※注1※を用い,荘厳を高める。外観は,禅宗様建築の特徴である詰組三手先斗供,粽をもつ丸柱,貫を使用し,反りの強い屋根と扇スイボク※注1※・棧唐戸・花頭窓をもって構成するなど,禅宗様に忠実な遺例である。

00

01