●エレキテル
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摩擦起電器のことであり,オランダ語のelectricteit(エレクトリシテイト)のなまったもの。日本での最初の紹介は,後藤利春の『紅毛説』(オランダばなし,1765年・明和2)にある。これによれば,当時のオランダでは医療器具としても用いられていたらしい。実物の渡来の年は定かでないが,1751年(宝暦1)ごろオランダ人が幕府に献上したとの文献がある。平賀源内が長崎滞在中の1770年(明和7),破損したエレキテルを入手し,1776年(安永5)この模造製作に成功したことは有名である。森島中良の『紅毛雑話』(1787年・天明7)は,エレキテルを詳述している。また,橋本宗吉は『阿蘭陀(オランダ)始制エレキテル究理原』を著しており,これを用いて静電気実験をしたらしい。
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