●エルバ島 エルバとう
AD
地中海の島。イタリア半島とコルシカ島のあいだにあり,ピオンビーノ海峡をへだて,イタリア半島に面している。面積は約223平方km。カパンネ山を中心に,山岳は険しく,海岸に迫っている。この山中より鉄鉱石が産出される。ブドウやオリーブなど地中海性果実が豊かで,漁業も行われている。避寒・避暑地としても利用されている。古くから知られていた島で,ローマ領であったが,中世になるとピサに属し,ついでジェノヴァ領となった。カール5世はこの島を1548年に,メディチ家に与えている。18世紀以後はナポリ領となっていたが,ナボレオンによって,1802年からフランスの統治下に入った。1814年5月,ナポレオンが流されてきた(形式的には島の総督として)が,1815年2月26日に脱出して,フランスに帰り,「百日天下」となった。ウィーン会議によってトスカナ領となった。現在はイタリア領で,リボルノ県になっている。
![]()