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●エフタル

アジア インド AD 

 5世紀中ごろから6世紀中ごろにかけて,トハレスタン地方を中心に,東西トルキスタン,西北インドを支配した遊牧民族。エフタルは5世紀の後半に,トハレスタンガンダーラ,ソグド地方を席捲し,6世紀には東はホータンから西はササン朝ペルシア,北は鉄勒から南はガズナにいたる大国となった。とくにササン朝には王位継承争いにも介入するようになり,ペーローズを助けてその兄ホルミズドを追い,ホラーサーン地方を奪った。エフタルの領土はだいたい今日のアフガニスタンを中心に東西南北に大きく伸展した形であった。したがって,この国はササン朝ペルシア,インド,中国,南ロシアを結ぶ交通の要衝にあり,長く東西交易の実権を握っていた。その人種についてはトルコ説・イラン説などあり,確定していない。