●エドワード7世 エドワードななせい
ヨーロッパ 英国 AD1841 ハノーヴァー・ウィンザー朝
1841〜1910 イギリス王(在位1901〜10)。ヴィクトリア女王の長子。皇太子時代,宮廷外の自由な空気を好み,また演劇・競馬・スポーツなど趣味が広く,内外の社交界の人気を集めた。ヨーロッパ諸国を旅行して君主や政治家と親交を結び,とくに好んでフランスに多く滞在した。そうした経験ののち,1901年母后の死後60歳で即位した。当時イギリスは国際的に不評判な南ア戦争を継続中で孤立しており,「光栄ある孤立」政策の転換を余儀なくされていた。王は外交に強い関心をもち,とりわけフランスヘの接近に多大の貢献をした。すなわち,1903年春に王がパリを訪問し,その夏フランス大統領ルーベがロンドンに答訪してから,ファショダ事件後関係が悪化していた両国のあいだに急速に親善の機運が高まり,これを背景として1904年英仏協商が成立した。ここにイギリス外交の進路は決定づけられた。1907年英露協商の締結により三国協商が成立し,ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世(王の甥にあたる)の世界政策と対決するにいたったのである。
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