●エドワード懺悔王 エドワードざんげおう
ヨーロッパ 英国 AD1002 アングロ・サクソン王朝
1002ごろ〜66 イギリス,アングロ=サクソン朝の国王(在位1042〜66)。エセルレッド2世の子。母はノルマンディー公の血をひくエマで,彼女はのちにデーン人クヌート王と再婚した。1016年以後母の故国ノルマンディーで育てられ,1042年クヌートとエマの子ハルディクヌート王の死によりイングランド王位についた。王妃エディスの父であるアングロ=サクソンの大貴族ウェセックス伯ゴドウィンと争い,1051年彼を追放し,ノルマン貴族を重用した。翌年ゴドウィンが帰還してノルマン貴族を追放したのち,ゴドウィンの息子ハロルドが王権をしのいで実権を握った。王は治世の晩年にはキリスト教の信仰に没頭して,その大半を祈りと罪の告白のうちに過ごしたといわれ,ウェストミンスター寺院の建立に着手した。ために「懺悔王」と呼ばれ,1161年聖人に列せられた。ノルマン貴族を重用したため,また嗣子なくして没したため,死後ノルマン征服の因をなした。