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●択捉島 エトロフとう

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 千島列島南部に位置する。国後島(クナシリとう)を隔てて北海道に対し,長さ20km,幅30km,面積3,139平方kmの列島中最大の火山島。ソ連では,イトルプ(Iturup)島と呼んでいる。いわゆる北方領土と呼ばれる択捉・国後・歯舞(ハボマイ)・色丹(シコタン)の北方4島のうちの一つ。島のほとんどが山地で,中央には1,000m以上の山々が並び,旧称神威岳火山(1,310m),旧称単冠火山(1,680m)などがある。オホーツク海側には漁業の基地があり,沿岸ではサケ・タラ・カニ・マス・コンブ・ホタテガイなどがとれる。1800年(寛政12)に,近藤重蔵高田屋嘉兵衛がその漁場を開拓して以来,1945年(昭和20)までは,日本の北洋漁業の根拠地として,水産業の中心であった。しかし,第二次世界大戦後は,ソ連の統治下に置かれている。この択捉島を含む北方4島の返還問題(北方領土問題)は,日本とソヴィエト連邦のあいだの未解決問題として,戦後40年余りを経過した現在でもなお,日ソ平和条約締結の最大の懸案事項となっている。