●エデッサ伯領 エデッサはくりょう
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第1回十字軍で建設された国。エデッサはシリアの都市(現在のウルファ)で,古くからキリスト教の要地。北シリアに入った十字軍は1097年10月アンティオキア攻城戦を開始,南イタリアのノルマン系諸侯でゴドフロアの弟ボードゥアンの指揮下にこれを占領(1098)。同年ボードゥアンはエデッサを占領,伯領が成立。両国家成立で,十字軍指揮官たちは聖地解放への関心を失ったが,巡礼者たちの圧力もあり1099年1月進軍を開始,7月15日イェルサレムを占領した。1100年ボードゥアン伯は,イェルサレムの支配者(“聖墓の守護者”と呼称)であった兄ゴドフロア死後,イェルサレム国王を自称。十字軍は内シリア一帯の制圧には失敗。1128年モスール大守ゼンギはアレッポを占領,シリアのイスラーム教徒の政治的統一をはかった。息子ヌレディンは1146年エデッサを征服。エデッサ陥落は西欧に大きな衝撃を与え,翌年の第2回十字軍をひきおこす。