●エッダ
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アイスランドに伝わる古代北欧の神話と英雄伝説の集大成で,古エッダと新エッダの2種からなる。新エッダは別名“散文エッダ”ともいわれ,13世紀の初めにアイスランドの詩人スノリ=スツルルソンが若者のための詩学入門書として著したもので,北欧の神話や伝説が詳しく紹介されている。また古エッダは“歌謡エッダ”ともいわれ,17世紀にアイスランドの僧ブリニョルフ=スヴェインソンにより偶然発見された古詩写体で,新エッダよりも年代的に古く,原形は8世紀ごろにさかのぼる。いずれも北欧神話研究の重要史料であり,同じく北欧の散文文学であるサガ(SaGa)とともに,ヴァイキングとして知られる北欧ゲルマン民族の生活・文化を知る貴重史料である。なお,エッダの語義に関してははっきりせず,[1]スノリが詩を学んだオッディ邸にちなんだ「オッディの書」とするもの,[2]「詩学」の意味とするもの,[3]「尊崇されるべきものについての書」とするもの,など諸説がある。