●エチオピア高原農耕 エチオピアこうげんのうこう
アフリカ エチオピア連邦民主共和国 AD
アフリカのサバンナ地帯において形成された雑穀栽培農耕の,第2中心となったとされるエチオピア高原のテフ・シコクビエ・モロコシを主要作物とする農耕。アフリカ民族文化史の総括的研究を行ったマードックによると,トウジンビエ・ホニオ・アフリカイネの栽培農耕は,ニゼル川流域に形成され前4000〜前3000年ごろにエチオピアに達したとしている。中尾佐助は,この第2中心から雑穀栽培農耕がインドをへて,中国・日本へ伝播したと考えている。テフの粉を水どきし醗酵させ,円型に焼いたものは,インジエラと呼ばれ,エチオピアの伝統的な主食となっている。〔参考文献〕中尾佐助『栽培植物と農耕の起源』1966,岩波書店