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●絵姿女房 えすがたにょうぼう

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婚姻をテーマとした昔話。これには大きく分けて二つの型がある。一つは〈難題型〉と呼ばれるものである。美しい女房を得た男は、その傍を離れようとせず、仕事をしなくなる。そこで絵姿を描いて与えるが、それを風に飛ばしてしまう。それが殿様の手に入り、殿様は難題を出して答えられなかったら女をさし出せと命ずる。しかし女房の助力を得て無事解決する。もう一つは〈物売り型〉である。発端は同様であるが、絵姿を手にした殿様は強引に后にしてしまうが、女は一向に笑わない。ところがそこへ男が桃売り(粟、門松など)にやってきて売り声を出すと笑う。殿様は自分でも笑わせようと衣服を交換するが、ついに桃売りの殿様から追い出されてしまう。この両話型とも全国的に分布している。柳田国男は、物売り型における衣服の交換は日本的発想とは思えないとし、外国からの輸入と述べているが、その下地として難題型があったことを指摘している。


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