●エグベルト
AD775
775〜839 ウェセックス王(在位802〜839)。彼は,ウェセックスを建国したケルディック王家の系統に属するが,若いころ,同家以外の一族ベオルフトリックと王位を争って敗れた。最初,マーシア王オファのもとに逃れたが,ベオルフトリックと組したオファからも追放され,フランク王国に亡命,カール大帝の宮廷で数年間滞在する。802年ベオルフトリックの死とともにカール大帝の支援を得て帰国,即位した。825年エランダンの戦いでマーシア王ベオルンウルフを打破,さらに,ケント・サリ・サセックス・エセックス・イースト=アングリアを服属せしめた。829年マーシアを併合(翌年には独立),ノーザンブリアも彼を宗主と認めた。ここに,全イングランドはほぼ彼に服し,エグベルトは単一の王国たるイングランド王となった。だが,各国は彼の宗主権を認めただけで,それぞれは独立を保っており,彼の支配は七王国時代の覇王の性格を帯びていた。
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