●エグモント伯 エグモントはく
ヨーロッパ オランダ王国 AD1522
1522〜68 1568年6月4日,ホールン伯とともにブリュッセル市の広場で斬首刑に処せられたエグモント伯は,オランダ独立戦争初期の指導者であり,国民的英雄となった人物である。80年後の独立を祝う記念祝典もこの二人の処刑の時刻に合わせたほど,この二人の死はオランダの人々の記憶に鮮やかに刻みつけられていた。エグモント伯の家柄はオラニエ家と並ぶ名門であり,若くしてカール5世の遠征に従軍して殊勲をたてるなど軍人としての名声をほしいままにした。しかし,フェリペ2世の時代に入るとそのカトリック強制策に反対するカルヴィニストの抵抗運動に参加するようになった。スペインは大軍をネーデルラントに送り,新総督アルバ公のもとで徹底した弾圧体制をとり,エグモント伯・ホールン伯はともに謀叛人とされ,財産没収のうえ死刑を宣告され,処刑された。
![]()