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●駅馬車 えきばしや

ヨーロッパ ヨーロッパ AD 

 ヨーロッパやアメリカで旅客・小貨物・郵便物などを運搬する目的で,主要交通路を定期的に運行していた馬車。アメリカのミシシッピ川以西に駅馬車が最初に登場したのは1820年,セントルイスにおいてであった。1840年にはアイオワで,1850年にはインデペンデンスからサンタ=フェまでや,オレゴンからカリフォルニアまで運行していた。1848年カリフォルニアで金が発見され,ゴールド=ラッシュがおこると,西部に駅馬車時代が出現した。次々にできた駅馬車会社のうち,アダムズ社とウェルズ=ファーゴ社が最も有力であった。1858年バターフィールドは,セントルイスからエル=パソをへてロサンゼルスにいたり,さらにサンフランシスコに達する2,795マイルの大陸横断馬車を開いた。平均時速は5マイルで,25日の行程,運賃は150ドルであった。駅馬車は鉄道の普及とともにしだいに劣勢となり,1869年の大陸横断鉄道の開通後は,おもな駅馬車路線が消えた。