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●永楽銭 えいらくせん

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 中国明代の永楽通宝のわが国における呼称。永楽帝(成祖)の1411年(永楽9)に鋳造された銅銭であり,足利義政のときより大量に輸入され,わが国の通貨の主流となった。とくに小田原の北条氏は関東で永楽銭を本位貨幣としたため,一種の標準貨幣となった。豊臣氏の時代に,永楽銭にならって金銭・銀銭を鋳造したが,これは賞賜用に充てたものである。わが国の貨幣鋳造が進行するに伴い,江戸時代の初めに永楽銭の通用禁止が指令され,1636年(寛永13),幕府が寛永通宝の鋳造を開始するにおよんで,しだいに流通界から姿を消した。

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