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●永楽宮 えいらくきゅう

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 現在,山西省ゼイギ※注1※県竜泉村に保存されている全真教の宮観。呂洞賓の故居と伝えられ,唐代に祠となり,宋・金代に観と改められた。元代に火災にあったが,のち再建・補修された。1954年(民国43)に,黄河北岸の山西省永済県永楽鎮で発見されたが,黄河治氷工事の水没区となったため,現在地に移動して復元された。永楽宮は,規模壮大な元代の代表的な建築群で,竜虎殿(無極門)・三清殿(無極殿)・純陽殿(混成殿)・重陽殿(七真殿)の4棟の大建築があり,竜虎殿を除く3殿の4壁には,精巧美麗な壁画が一面に描かれている。なかでも三清殿内の朝元図は,元代壁画の傑作といわれる。全真教の最高神元始天尊を参拝する図が描かれ,280人の大部分は天神地祇の姿である。純陽殿には,呂洞賓の生涯を連続的に描いた壁画がある。

〔参考文献〕文物編集委員会編『中国考古学三十年』1981,平凡社

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