●永平寺 えいへいじ
アジア 日本 AD
日本曹洞宗大本山の一つ。福井県吉田郡永平寺町志比にあり,山号は吉祥山。開祖・道元が,波多野義重(はたのよししげ)の勧請により,1244年(寛元2)傘松峰大仏寺を建立した。1246年(寛元4)に〈天上天下当処永平〉といい,寺号を永平寺と改めた。永平とは,中国後漢の永平年間に仏法が初伝されたのにあやかり,日本への正法初伝の意とともに,永久和平への願いを込めたものとされる。1248年(宝治2)に山号を吉祥山と改めた。道元入寂後は,三世義介が伽藍を設備し,さらに5代中興義雲代に面目を一新したという。後円融天皇の1372年(応安5)に〈日本曹洞第一道場〉の勅額をえ,僧侶育成のための坐禅の根本道場とされた。1473年(文明5)の兵火を始め数回の火災にあうが,そのつど再興した。森林につつまれた境内は10万坪,大小の堂宇70余棟は延べ約4,500坪に及び,ことに諡号・承陽大師にちなみ道元の遺骨を納めた承陽殿は,法孫尊崇の場とされている。