●ウンマ党 ウンマとう
AD1945
1945年にスーダンに生まれた政党で,エジプトからの分離,スーダンのみの独立を訴えた。19世紀末イギリス・エジプトによる植民地支配に抵抗したスーダンのイスラーム教団マフデー派は東スーダンを解放して,マフデー国家を成立させたが,イギリスやフランスの軍事介入の結果,1899年にはマフデー派が一掃され,代わってイギリス・エジプトの共同統治下に置かれた。第二次世界大戦後,スーダンにおける独立運動が盛り上がるなかで,エジプトの統一国家を志向するミールガニー派と,エジプトとの分離によって,スーダン人のためのスーダン国家を志向するマフデー派がスーダンの政治運動の二大潮流となった。後者は,1945年ウンマ党を結成し,マフデー派によるスーダン政権の樹立をめざした。1969年5月のスーダン革命政権の成立後,ウンマ党は非合法化されたが,スーダン社会の広い層の支持を背景にして,1970年代末から,再び政治活動を活発化している。