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●運動感覚 うんどうかんかく

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【語意】人間が手足を動かしたり動かされたりした場合に,その方向や分量など生体内部の刺激を感じとる働きをいい,広義には位置・運動・重量・抵抗などの感覚の総称である。いわば,身体の各部がどんな運動をしているかを示す感覚であり,自分自身の働きを認知する自己受容体による感覚の一種をさす。

【理論と解説】人間が運動をするとき,運動分析器に生じる自己運動についての空間関係・時間関係・緊張関係に関する知覚が重要となる。とくに運動感覚は運動学習能力とりわけ自己運動の制御,運動協応(調整力)のための要素として重要な意味をもっている。心理学では,筋・腱・関節の内部あるいはその付近にある受容器から生ずる肢体の緊張の感覚をさす。この感覚は人間の筋・腱・関節など固有受容器にもとづいているため,固有受容感覚・深部感覚・筋感覚力覚抵抗感覚重量感覚位置感覚などと呼ばれている。これらを三つに分類して,筋感覚腱感覚,関節感覚ということもある。

〔参考文献〕『心理学事典』1974,平凡社

ペーター=レーティッヒ『スポーツ科学事典』1981,プレス=ギムナスチカ