●ウルバヌス2世 ウルバヌスにせい
AD1040
1040/1042〜1099 ローマ教皇(在位1088〜1099)。前名Odo。レーム近傍のフランス貴族出身。初め,教会改革で有名なクリュニーの修道士。1078年教皇グレゴリウス7世によりオスティアの司教枢機卿となり,教会改革を推進。教皇即位後も俗人による聖職者叙任・聖職売買・聖職者妻帯の禁止のため闘う。1089〜1096年対立教皇に妨げられてローマに入れず,フランス各地を遍歴。政治的手腕に優れ,ノルマン公ロジャー・ドイツ諸侯らと通じて,神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世を圧迫・破門,フランス王フィリップ1世を破門。トルコによるイェルサレム占領・東ローマ帝国への攻撃に起因する東ローマ皇帝アレクシウス1世からの援助要請を受け,1095年ピアツェンツァおよびクレルモンで公会議開催,イスラム教徒から聖地奪回のための十字軍遠征を提唱した。1096年第1回十字軍が出発。ウルバヌスはイェルサレム陥落直後に死亡。