●ウラル語族 ウラルごぞく
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北欧以東イェニセイ川中・下流域までのユーラシア北部に分布する言語。フィン=ウゴル語派(東方)とサモイェード語派(西方)に大別され、さらに前者はフィン語派とウゴル語派、後者は北部サモイェード語と南部サモイェード語に分類される。フィン語派にはバルト=フィン諸語(フィンランド語・カレリア語・ヴェプセ語、ヴォード語・エストニア語)、モルドヴィン語・チェレミス語・ヴォスチャーク語・ジリエーン語・ラップ語・ウゴル語派にはハンガリー語・ヴォグル語・オスチャーク語、北部サモイェード語にはユラーク=サモイェード語・タウギ=サモイェード語・イェニセイ=サモイェード語、南部サモイェード語にはオスチャーク=サモイェード語、サヤン=サモイェード語が属する。ウラル諸語の特色は母音調和の原則に支配されていること(現在は支配されていないものもある)、膠着性タイプに属し、ある単語に接尾辞を付すことによって種々の文法的諸関係を表すこと、そして双数の存在、動詞の定活用などに求められる。言語資料はアルタイ諸語のそれに比しても古いものが少なく、ハンガリー語は13世紀初め、ジリエーン語は14世紀後半、フィンランド語とエストニア語は16世紀にその最古の文献が現れたが、そのほかは最近まで文字をもたなかった。ウラル諸語の原郷はウラル山脈西側のカマ川上流域付近と考える立場が多い。その後各地に分散したのであり、ウラル語系諸族の人口はハンガリーのマジャール人を筆頭に合計約2,400万人といわれてる。