●ウラディミル1世(聖公) ウラディミルいっせい
AD960
960ごろ〜1015 キエフ大公(在位980〜1015)。988年ごろ,ギリシア正教を受容,聖公と呼ばれる。スヴャトスラフ1世の子で,幼くしてノヴゴロド公となり,父がぺチェネグ人に敗れて戦死(972)したのち,ノルマン人の力を借り,キエフにあった兄ヤロポルク1世を討ち公位につく。数度の遠征により領土を広め,南方国境を固める一方,古い土着勢力を排除し,各地に一族を封じてキエフ公国発展の基礎を築いた。988年ごろ,ギリシア正教を受容,ギリシア皇妹アンナと結婚し,その文化の摂放につとめる。古代英雄叙事詩『ブイリーナ』のなかに,さかんに謳われる。