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●浦上教徒 うらかみきょうと

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 キリスト教カトリックのかくれ切支丹(きりしたん)で,江戸幕府のキリスト教弾圧政策下に秘密集団を形成し,とくに長崎の浦上地方に潜伏していた信者をいう。日本のカトリック教史において最も悲惨な弾圧を受けた。彼らは幕府の命令で踏絵をさせられ,表面上は仏教徒を装っていたが,秘密の潜伏組織をつくり,ザビエル以来のカトリックを守っていた。1864年(元治1),長崎の大浦にフランス人宣教師プチジャンが天主堂を建てると,翌年,浦上の信徒がかくれ切支丹であることを名のり出た。しかし,禁教令がまだしかれていて,全800戸のうち,700戸の信徒が逮捕され,津和野・萩などに流罪にされ,多数の殉教者が出た。これが“浦上四番崩れ”という大量検挙事件である。1873年(明治6)禁教令が解かれると,各地に離散していた浦上教徒は浦上に帰ることを許された。浦上教徒はこれを“旅に行って来た”といっている。流罪を“旅”と考えたのである。

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