●ウマル1世 ウマルいっせい
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?〜644 正統2代カリフ(在位634〜644) イスラームのパウロともいわれ,預言者ムハンマド亡き後のイスラーム国家の真の建設者。メッカのクライシュ族に生まれ,初め預言者迫害に加担していたが,改悛してイスラーム教徒になり,教団の重鎮として活躍した。預言者没後の後継者争いでは,アブー=バクルの擁立を推進し,クライシュ族のなかに政権をとどめることに成功した。アブー=バクルの指名でカリフに就任するや大征服を継続発展させ,エジプトとイランに戦域を拡大した。ミスル(複数形はアムサール)という軍事都市を各地に建設して,アラブ=イスラーム教徒を居住させ,かれらを軍人(ムカーティラ)として登録し(ディーワーン制),俸給を与えて彼らの分散を防止した。イスラーム紀元(ヒジュラ暦)の制定,カリフの異称としてアミール=アルムーミニーン(信者の長)を採用した。私怨によりペルシア人奴隷に暗殺された。娘ハフサはムハンマドの妻の一人。