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●馬追 うまおい

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 野馬追いをさす。[1]野馬を牧場内の一定の枠内に追い込むこと。[2]客や荷物を駄馬にのせて,鞭で打ちながら乗って追っていくこと。そこでうたう唄を馬追唄ともいう。馬方が馬を追うときにかけるかけ声を馬追声といって荒っぽい声である。野馬追いの代表的なものに福島県相馬郡の小高・太田・中村三神社共同の神事がある。これなどもとは相馬牧の行事そのものであったかもしれないが,いつのころからか,三社の神輿を奉して雲雀ヶ原に集まり,煙火とともに旗幟を奪いあうものとなっている。これは相馬藩の練武・練馬の行事ともいうべきものである。それにくらべると,馬追いは,牧場における馬を柵内へ導くための日常的行事である。いずれにせよ,江戸時代より明治ごろまでは,馬背輸送にたよるところもあり,馬追いは輸送のために大事なことであったし,馬の飼育上のしつけとしても必要なことがらであった。今では民謡にわずかにのこるのみ。

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