●ウマイヤ=モスク
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現存する最古のモスク。705〜715年ごろ,ウマイヤ朝カリフ,ワリード1世によってダマスクスに建てられた。その場所は古くはハダドの大神殿,ローマ時代にはジュピター神殿,その後洗礼者ヨハネの教会堂が建てられた聖域であった。このモスクは東西約157m,南北約100mで,その周壁の大部分はローマ時代の神殿の周壁を利用している。中庭の三方はアーケードをもった回廊で,南側に礼拝堂がある。礼拝堂は2列の列柱によって三廊に分かれ,その上に三つの山形屋根を架けている。中央部にこれと直交する高い廊があり,その中央にドームが聳えている。中庭には白大理石を敷きつめ,壁には床から6.65mまで大理石を張り,その上部約15mの高さにある屋根までの壁面はすべてモザイクで飾られていた。ワリード1世はペルシア・インド・マグリブ・東ローマ各地の優れた職人を集め,このモスクを建造したという。