●烏蛮・白蛮 うばん・はくばん
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古くから中国人が西南中国に居住する民族に対して呼んだ名称。おもに唐代以後の文献にみえる。後漢末から三国時代にかけて黒衣を着た蛮人と白衣を着た蛮人をそれぞれ黒爨・白爨と呼び,通常,烏蛮・白蛮と呼んだ。8世紀に雲南地方に建国された南韶は,白蛮系農耕社会を基礎としており,10世紀〜13世紀にかけて同地方に成立した大理国は,タイ族白蛮に属する段氏が建てた王国である。現在の四川・雲南地方に分布する民族に比較すれば,烏蛮はチベット・ビルマ語族に属する民族(おもにロロ・モソ族)ヘの呼称,白蛮はさらに南方に分布するタイ族に属する民族への呼称である。