●宇宙通信衛星 うちゅうつうしんえいせい
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波長の短い電波による長距離通信を中継するためのステーションとなる人工衛星。通信衛星には受動型と能動型があるが,実用通信衛星はすべて後者である。受動型は実験用で電波を反射するだけだが,能動型は地上からの受信電波を増幅して送り返す。また,軌道の高さで低高度通信衛星と静止通信衛星に分ける。前者は,常時中継には数十個の衛星が必要だが,後者は,赤道上高度約36,000kmに打ち上げて24時間周期でまわし,地上からは一点に静止してみえる。3個の衛星で地表をほとんどカバーできる。1962年(昭37)にアメリカ航空宇宙局から発射された実験用通信衛星リレー(RelaY)が最初である。わが国初の実用静止通信衛星「さくら2号a」は,1983年(昭58)に種子島宇宙センターから打ち上げられた。東経132度の赤道上に静止し,離島との通信・災害時の通信にも利用できる。また,データ通信にも期待がかけられている。