●ウタキ
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オタキ(御嶽)ともいう。祈願する場所を沖縄では,ウガン(拝)またはウガンジュ(拝所)という。ウガンの大部分は森で,ウガンの森をウタキという。ウタキには,びろう(クバ)・松・榕樹(ガジマル)・黒つぐ(マーニ)・月桃(サニン)・ススキ・青木などが生い茂っている。これらは神の好みたもう木で,ウタキのしるしでもある。ウタキの中心はイベという聖地で,その前に拝所がある。ウタキには社殿がなく,拝所には香炉があるだけで,首里の園比屋御嶽のように石造の拝所があるのはまったくの例外である。ウタキは各地方,村々の腰当てと考えられ,大山神事が行われ,琉球には約600のウタキがあった。したがって,村の数と同じくらいあったから腰当てといわれる。神は天降りしてウタキにやってくるものが多い。この神は男神・女神・性別不明のものもあり,ニライカナイから昇って天神となり,天からウタキに降ると考えられている。一種の霊力をもつ神である。