●宇田川玄随 うだがわげんずい
AD1755
1755〜1797(宝暦5〜寛政9) 江戸時代中期の蘭医。津山藩医宇田川道紀の長男。江戸に生まれる。名は晋,字は明卿,号は槐園,東海。玄随が幼少のために道紀の弟,子潜が養子となり,玄随はそのまた養子となる。はじめ漢方医学を修めるが後に蘭法医学に転ずる。桂川甫周,大槻玄沢らに学び,蘭学を修める。また杉田玄白,前野良沢らにも教えを受ける。甫周にオランダのゴルテルの内科医書の翻訳を勧められ,1972年(寛政4)に翻訳を完成し,翌年『西説内科撰要』として出版。この書は日本での最初のオランダ内科医書であり,その研究の発展を促した。著書に『遠西名物考』など多数がある。