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●ヴォルガ川 ヴォルガがわ

ヨーロッパ ヨーロッパ AD 

 ソ連,ヨーロッパ=ロシアの大河。ヨーロッパ最大の川で,全長3,700km,流域面積138万平方kmにおよぶ。ヴァルダイ高地に発し,東進してオカ川・カマ川を合わせ,クイビシェフ・サラトフをへてカスピ海に注ぐ。7〜10世紀,河口のイティル(現アストラハン)を中心にハザール国が栄え,イティル川・ハザールの川とも呼ばれた。源流で西ドヴィナ川ドニエプル川,また,ドン川そのほかの諸河川と狭い連水陸路(現在では運河)で結ばれ,バルト海・黒海・白海に繋がる。ノルマン人もヴォルガ川を下りカスピ海に出,アラブ商人もこの川でロシアに入った。のち下流のサライを中心にキプチャク=ハン国(13〜15世紀未),カマ川下流にボルガール国(7〜13世紀)・カザン=ハン国(15〜16世紀)が栄え,オカ川上流にモスクワ公園が興った。ステンカ=ラージンの乱・プガチョフの乱の舞台ともなる。1930年代から上流部,1950年代から下流部で河水統御・発電・潅漑などの改造計画がすすんだ。